『先』の意味に『過去』と『未来』の用法がある知られざる理由

 

 

今回は過去と未来どちらの意味にもなる不思議な言葉についてだよ!


 

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『先』の意味は過去?未来?

 


過去と未来って全く正反対だよね!

 

そうなんだ!でも『先』って言葉には過去の事、未来の事、どっちも使うんだよ!


 

日本語『先』

「現在からそう遠くない過去。
    昔。以前。せん。」
    (例:先の戦争、先般)

 


うん、たしかに過去の事だ!

 

日本語『先』

「未来のある時点」
   (例:先が楽しみな計画)

 


あれ、こっちはたしかに未来だ!?

 

でしょ!
 
『過去のこと』と『未来のこと』どっちにも使っている。


 


どうなってるの?

 

元々『先』は時間的に過去の事を意味する言葉だったようだね!


 


それが未来にも使うようになったの?

 

うん、いつ頃からこのような現象が起こったのかは謎だけど、漢字の起源である中国には『先』に未来の意味はないって言われているよ。


 

実際に辞書でも未来を意味する言葉はないみたいだね!


 


日本独特なんだ!

 

『前』の意味は過去?未来?

 

ところが、面白いことに中国でも過去の意味が未来の意味で使われるようになった言葉があるんだ!


 

中国語 『前』

ピンインqián
 
(時間的に)前.↔后.
(空間的・順序・時間的に)前の,正面の,先頭の.↔后
(時間を示す数量詞の前に用い)前の,先の,以前の.↔后.
 
(未来を展望する時に用い)未来(の),将来(の)
 
要向前看。=将来を見なければならない.

 
出典:https://cjjc.weblio.jp/content/%E5%89%8D

 

過去を意味する『前の出来事』があるのに、『前を見なければならない』が『将来を見なければならない』と言う意味で使われているでしょ!


 


なるほど、時間的に前と後って意味があるのに、将来を意味しているね!

 

一方で日本語の『前』には未来の意味が書かれていない!


 

日本語『前』

①「まえ」(反意語:後)
 
*時間的な意味を扱う時の『前』の用法
 
 カ:「ある時点より過去。昔。ぜん。」
   (例:前に会った、以前)
 
 ク:「今まで経験してきた仕事・身分・
    地位・学業等の事柄。ぜん。」
   (例:前を確認する、前歴)
 
 ケ:「今まで犯した犯罪。ぜん。」
   (例:前がある、前科)

 
出典:https://okjiten.jp/sp/kanji221.html

 


日本と中国それぞれ独自で過去の言葉を未来に転用するようになったんだね!

 

ところが、日本にも『前を』未来の意味で使う言葉が存在するんだ!


 

中国語『前途』

ピンインqiántú

 
名詞 前途,未来,行き先

 
出典
https://cjjc.weblio.jp/content/%E5%89%8D%E9%80%94

 

『前途』は中国語で未来だけど、日本でも同じように未来の意味で使っているんだ!


 

『後』の意味は過去?未来?

 

さらに面白いことに『後』にも過去と未来の意味があるんだよ!


 

日本語『後』

①「あと」(反意語:前)
 
 イ:「ある基準点より未来・先。
    のち。ご。」(例:後でやります、
    晴れ後、雲り、後日)
 
 カ:「死んだ時より未来・先。のち。」
   (例:後に残された子供、後の世)
 
 ⑤「ある基準点より未来・先に行う
  ようにする」(例:さき)
 
ウ:「ある時点より前・以前。
   (例:後先)

 
出典:https://okjiten.jp/sp/kanji222.html

 


ある時点より前なのに後を使うってややこし過ぎるね!

 

『前』の反意語が『後』だから、前が過去なら後は未来だし、前が未来なら後は過去ってことになるよね!


 


しかも『後先』って『後』が前『先』が後を意味しているんだよね!

 

そうだね!
 
後先を考えるってことは『物事の前後』を考えるってことだからね!『原因と結果』『過去と未来』だね!


 

視点が生み出だしたパラドックス

 


何だか、騙されたような話だ!

 

これはそもそも異なる視点を合わせた時に生まれた逆転現象なんだよ!

 

論より証拠、まずは視点Aだよ。どっちが前でどっちが後ろ?


 


視点A

 


左が前で右が後ろ!

 

うん。つまり馬の前と後ろは『顔がある方が前、尻尾があるほうが後ろ』と定義して見ている、若しくは共通の認識があるからでしょ!


 

じゃあ今度は視点Bだよ。


 


視点B

 

この見ている道の向こうに行こうとしているとしたら、目指す方向は前?それとも後ろ?


 


進行方向なら前だよ!

 

これは、進む方向が視線の『前』或いは『先』って考えるからだよ!

 

そして、物質の物理的な関係の中から生まれたモノが時間だから、このような物理的な関係が時間にも反映されているんだよ!


 


どう言うこと?

 

例えばサトシくんの机の消しゴムを床に落とすでしょ。
 
これは単に物理的な事を行っているようだけど、机の上から床に移動するまでに時間が発生しているよね!


 


なるほど!

 

そして大きな視野で時間の経過を眺めた時、その前後関係を過去と未来と認識したとするよ。


 

過去の出来事が『前(先)の出来事』と『後の出来事』 と言う関係性が出来る。これが視点A!


 


どっちが前でどっちが後か分かるね!

 

ところが、視線の先や目の前ある向こうのゴールや目的、目標、結果を見る場合には、後ろを振り向かない限り出来事の関係性と言うものが見えないでしょ。
 
これが視点B


 


視線の向こうは視線の先、目の前なんだね!

 

でも目の『前』だけど、時間軸で観ると過去ではなくて未来になってるよね!


 
 


なるほど、視点Bで見たものを視点Aに当てはめたんだね!

 

そう!時間軸で見ていないもの(視点B)を時間軸(視点A)に当てはめて逆転現象が起きたんだよ!


 


前や先が決まると後ろは決まるね!

 

過去か未来かと言うことよりもどっちの視点で見ているのか注意した方がいいね!


 

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チリ産の鮭は『避けるべき』食品!知られざる殺虫剤の影響!

 

続きだよ!


 
前回を読む

初めから読む


 

今回のトピック

チリ産鮭に使われる農薬の話だよ!
割と最近の話までするよ!
最後にまとめと問題点を書いたよ!
まとめと問題点

 
 

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まずは、どのくらい殺虫剤が散布されているか見てみよう。


 

海ジラミに対する殺虫剤(農薬)の使用量


シーフードウォッチ2014年

 

鮭1トンに対する殺虫剤の散布量はカナダが最も低くて
チリはカナダの139倍
ノルウェーはカナダの43倍
スコットランドはカナダの27倍
だよ!


 


抗生物質ほどではないけど、チリはダントツなんだね。

 


やっぱり薬が効かなくなっているの?

 

そういうこと!


 

他と比べてカナダは同じ駆除薬(エマメクチン安息香酸)だけを使用しても、薬剤耐性を持った海ジラミが発生していないから使用量が少ないって言うことなんだ!


 

2005年末以降、エマメクチン安息香酸塩の有効性が失われたと報告されているよ!
 

有効性が無いのに2007年まではエマメクチン安息香酸塩が唯一認可された殺虫剤だったから大量に使用されてきたんだ。


 

Robo100的解釈

エマメクチン安息香酸塩のジェネリック版の使用およびその管理や監督が不十分なため、使用される有効成分の濃度が増えたことがチリにおける耐性の発生に関与していると考えられている

シーフードウォッチ2014年

 

そして、多剤耐性と言う海シラミまで出てきてしまったんだ。


 


つまりどんな薬も効きにくいってことだね?

 

そう言う事!


 


じゃあ、薬の使用量が増えていくのは自然の流れだね!

 

Robo100的解釈

2009年ごろからは代替品を使用するようになり、エマメクチン安息香酸塩の使用量は45%になり2011年には20%まで低下。
代替品として使用されるようになったデルタメチリンと シペルメトリンは海ジラミに特異性ではなく、ほかの甲殻類などに影響を与えている可能性がある

シーフードウォッチ2014年

 


海シラミ以外の生物に影響があるって事なんだ!

 

うん、海シラミだけを殺虫剤の標的にすることは難しいんだ。


 


殺虫剤ってどうやって処理するの?

 

殺虫剤はエサに染み込ませる経口投与(in-feed)と薬浴法(bath treatment)があるよ!


 

エサに混ぜると、未摂食のエサや糞便粒子が分散して海底に蓄積される傾向があんだ!


 

Robo100的解釈

糞便中の残留物はエサの濃度よりも濃縮されて蓄積され得ることを示した(2015)。

シーフードウォッチ2017年

 


抗生物質の場合は80%は環境に出て行くんだったね。

 

Robo100的解釈

Samuelsenその他(2015)は堆積物中の残留農薬レベルは低いが、残留物を含む粒子は養殖場から1,100 mまでのところで発見されたことを示した。

シーフードウォッチ2017年

 


1キロ先にまで拡散するんだね!

 

Robo100的解釈

スコットランドでの最近の研究では、養殖網から150メートル離れた場所でも甲殻類の数が大幅に減少した
シーフードウォッチ2017年

 


身の危険を感じて逃げたのかな?

 

その可能性はあるよね。


 


1キロ以上逃げていれば安全なんじゃないかな?

 

でもね、こんなのもあるよ!


 

Robo100的解釈

海シラミ駆除の非標的生物に対する毒性は低濃度では慢性的な性質になる傾向がある(Mackenその他 2015)(Lillicrap その他 2015)。

シーフードウォッチ2017年

 


そっかいつも相当遠くにいないと薬の影響はからは逃げられそうにないね。

 

いずれにしても大部分が駆除後に養殖場から排出されて拡散するってことだね。


 

Robo100的解釈

薬浴剤として投与された殺虫剤(アザメチホス、チリで使用されている主要な殺虫剤など)は、水柱煙となって環境に放出される。

シーフードウォッチ2017年

 


煙がモクモク立ち昇るように海底に広がって行くのか!

 

Robo100的解釈

研究者の中には、そのような処理では放出後もかなりの間毒性が持続するかもしれないと主張している者もいるが(Burridgeその他 2010)、Mackenその他(2015)はアザメチホス のような薬浴駆除は素早く放出され分散して希釈するので、慢性的な影響を受ける可能性は限られているが、主に非標的生物に急性的な影響を与えると結論づけた。
疫学的なカイアシ類(プランクトン)に関する彼らの研究では、アザメチホスは高濃度で急性毒性を示したが、低濃度では発生への影響を引き起こさないことがわかった。

シーフードウォッチ2017年

 


こっちは慢性的じゃなくて急性的な影響って言ってるね。

 

Robo100的解釈

アザメチホスの分散に関する研究は、それが10 mを超える深さでは検出されないことを示しているので、堆積物中に大量に発生する可能性は低い(私的なコメントIntesalその他 2017)。

シーフードウォッチ2017年

 


10mに到達する前に拡散していくってことになるね。

 

Robo100的解釈

Burridgeその他(2010)は次のように結論付けている。「データは一般的に、シラミ駆除による悪影響は(起こるにしても)それは軽度であり、空間的および時間的な制限を受けることになると暗示しているが公開された現場データは稀だ。」
また次のように述べている。「累積した影響を適切に扱った研究(研究室または分野)はない。

6年後、Tuccaその他(2017)はチリ南部にある養殖場付近で4種類の農薬(エマメクチン安息香酸、ジフルベンズロン、テフルベンズロン、シペルメトリン)の堆積物中濃度を測定した。

報告されている毒性データによると、シペルメトリンの濃度は特に底生無脊椎動物の潜在的リスクを表わしている。

シーフードウォッチ2017年

 


底生無脊椎動物?

 

海底にいる脊椎の無い生物、ナマコ、ウニ、ヒトデ、カニ、エビ、イソギンチャク、貝類なんかは底生無脊椎動物になるよね。


 


なるほど。

 

Robo100的解釈

チリなどで使われるシラミ駆除の環境毒性に関する最近の研究の限られた利用可能性によると
 「薬浴は水柱煙として放出され、かなりの期間にわたって毒性を保持する可能性がある」という記述は、懸念の指標として概ね有効である。
 
チリでの大量の海シラミ駆除では、非標的生物への影響の可能性が高いようだ

シーフードウォッチ2017年

 


つまり海シラミ以外の無脊椎動物達への影響が高いってことだね!

 

そのようだね!
 
特に問題視されているのは、殺虫剤に対して抵抗性を持った海シラミが出現してしまっていること!


 

Robo100的解釈

抵抗性も駆除の頻度が高いためにチリでの重要な関心事であり、少なくとも10年間にわたり繰り返し発生する問題であった(Yatabe その他 2011)(Bravo その他 2013)(Jones 2013)。

 さらに、Helgesen(2014)は、チリでの複数の海シラミ駆除に対する耐性が発達していることを実証した。

シーフードウォッチ2017年

 

そして、殺虫剤の使用に関連するマニュアルはあっても頻度や量に制限が設けられていないことだね。


 

Robo100的解釈

抗生物質のセクションと同様に、Sernapesca(水産庁)の「チリのサケにおける抗微生物剤および抗寄生虫剤の使用のための安全実施マニュアル」には、チリの規制の概要、および安全実施のリストが含まれている。

 

これらには、認可された治療、獣医診断と処方の必要条件、予防目的での使用禁止などの制限はあるが、殺虫剤の頻度や総投与量の制限はない

シーフードウォッチ2017年

 


ってことは、寄生虫が出るたびに使うってことだ!

 

うん、最初のグラフの意味がわかったでしょ?!


 


他の地域より寄生虫の発生頻度が高くて薬も効かなくなっているってことだね!

 

そう言うこと!


 


避けた方が方がいい理由が何となくわかったよ!

 

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まとめと問題点

 

まとめと問題点

シーフードウォッチの調査報告によると4カ国全て養殖鮭は “避けた方がいい”と評価されているよ!
 
ただし、4カ国とも生産地域、養殖・管理方法によってはベストチョイスと評価されてもいるよ。
 
点数によって赤が避けるべき、緑は安全、黄色はその中間と言う評価になっているよ!
 
チリの養殖鮭は薬物の使いすぎで評価は10点満点の0だよ。評価は赤でもない黒だよ!


 
つまり、『チリ産の鮭は食べない方が良い』と言うのは『デマではない』よ!
 
このデータを崩せるだけのデータを出したら『デマ』だと言えるだろうね!
 
ただし、通常は残留薬物がなくなるまで出荷されない。
 
残留薬物と言う点で見れば、日本の企業が監督している商品は安全?
 
万が一残留薬物が見つかった場合は食卓には並ばないルールになっている。
 
1尾づつ全部位を検査することは不可能。
 
そして、どこの企業が監督したものかも分からない。
 
だからこそ、避けるべきと言う評価になってるよ!
 
薬物を与えられ続けた鮭は本当に健康?
 
ウニやカニやエビは大丈夫?

 
 

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チリ産の鮭は『避けるべき』食品!抗生物質の知られざる影響!

 

続きだよ!


 
初めから読む


 

今回のトピック

チリ産養殖鮭に使われる抗生物質の話だよ!
 
菊池さんが示した抗生物質のデータ
 
最新のデータとの比較!
 
抗生物質の本当の問題!

 

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特に問題になっているのは薬品の使用量だね!
 
鮭がかかる細菌性の病気と寄生虫に対して使用される薬だよ!


 


なんの薬?

 

主に抗生物質と殺虫剤(農薬)だね。


 


鮭も病気にかかるんだね。

 

そうだよ。病気で死んだら売れなくなるから対処が必要なんだ。


 


どうしてチリではそんなに薬を多く使うの?

 

薬に抵抗性を持った細菌や寄生虫が出てくるからだよ


 


薬が効かないから量が増えるんだね!

 

その通り!
 

ピシリケッチア症(主に)って言う病気に使う抗生物質と寄生虫に対する殺虫剤を分けて話すね。


 

菊池さんが示した抗生物質のデータ

 

まずは抗生物質の使用についてだよ!


 

Robo100的解釈

鮭1トンに対する抗生物質の投与は、チリのサケ養殖ではノルウェーの546倍、スコットランドの643倍になる。
カナダ(ブリティッシュコロンビア州)でもノルウェーの34倍、スコットランドの39倍投与されている。


http://www.seachoice.org/wp-content/uploads/2011/12/MBA_SeafoodWatch_FarmedSalmonSummary.pdf(シーフードウォッチ2014年)

 

これは菊池さんが参照にしていたシーフードウォッチの調査報告だよ。


 


すごい倍率だね!

 

ここからもっと増えるよ。


 

Robo100的解釈

2014年には、業界で約895,000トンの魚が生産され、563,200キログラム(120万ポンド)の抗生物質が使用されました。抗生物質の使用は2013年から25パーセント増加しました。

https://www.reuters.com/article/us-chile-salmon-antibiotics-feature-idUSKCN0PX1IG20150723(ロイター通信)

 

これはニュースになった英文記事だね。


 


世界的にも知られているんだね。

 

まあ、シーフードウォッチが英文だからね。
 

そしてここまでが菊池さんのブログでシェアされたことだよ!


 

最新のデータとの比較!

 


引用:シーフードウォッチ2017年

 

これは2017年に報告されたシーフードウォッチに掲載された、抗生物質がどれくらい使われたかと言うグラフだよ。


 


どう言う風に見るの?

 

青い線がアトランティックサーモンで緑の線が銀鮭に対する抗生物質の量を表しているよ。
 

そして実線は1トンあたりの抗生物質の使用量。点線は総使用量だよ。


 


なるほど。

 

まずは点線じゃなくて実線の方を見て欲しいんだ。
 

アトランティックサーモンも銀鮭も2015年がピークで2016年には減っているでしょ?


 


銀鮭は特に減っているね!

 

でもノルウェーの546倍、スコットランドの643倍と言われた2013と比較するとやっぱりアトランティックサーモンに対する抗生物質の使用料は多いよね。


 

今度は点線を見て!

 
2種類の鮭に使われた総量も2013 年より多いってことが分かる。


 


2015年から見ると大きな進歩にも見えるね!

 

2016年のAFPニュースで抗生物質の量を減らすプログラムを開始したと言われたことと関係があるのかもしれないね。


 

サーモン養殖世界1位のノルウェーとの厳しい競争に直面する中、チリのサーモン養殖業者、医薬品グループ、水産加工業者は今週、論争となっている抗生物質の大量使用という悪習をやめるプログラムを開始した。

http://www.afpbb.com/articles/-/3096644(AFP BB NEWS 2016年)

 


本当だ!
じゃあプログラムのお陰なのかな?

 

どうかな?
 

水産庁が法律を変えて海軍が9,000トンの腐敗したサーモンをこの島の沖合に廃棄したのが2016年の3月で、プログラムを開始したと言っているのが8月だからね。


 


つまり・・

 

つまり、8月にプログラムが始まっているとしたら、最低でも8月までの抗生物質の量が相当量だったってことにもなるよね。


 


2015年よりも多い可能性もあったんだ!

 

その通り!サーモン中尾さんが水産庁が厳しいと言っても、狭い世界しか見ていないってことなんだよ。
 

なぜこれがデマだって断言できるのか不思議だよ。


 

抗生物質の本当の問題点!

 


薬物って体内に残ってるのかな?

 

いい質問だね!

そこがポイントになると思うけど、通常は残留薬物がなくなるまで待って出荷される決まりになっているんだ。


 


ってことは問題ないんじゃ無いの?

 

全て守られているとしたらね。


 

使用できる薬品の種類や量は定められているが、 行政による監視体制は企業に対する報告の義務付けと聞き取り調査に留まっており、立ち 入り検査はほとんど行われていないという。(日本に輸出されたチリ産サケからも基準値を 超えるオキシテトラサイクリンという抗生物質の残留が見つかっている。)

http://www.parc-jp.org/kenkyuu/2008/chile-salmon2006.pdf

 

そして僕はこの鮭の残留薬物のほかに2つ問題があると思っているんだ。


 

一つは薬漬けで育った生物が本当に健康と言えるのか?
 

つまり、ほんとうに新鮮と呼べるのか?ってことだね。


 

例えば魚にも腸内細菌がいてこの細菌たちと魚はお互い持ちつ持たれつの関係にあるのに、その細菌たちに影響ないのか?とかも含めてね。


 


たしかに!

 

もう一つは養殖場付近の海産物の残留薬物が検査されて食卓に並んでいるのか?


 


ほかの生物への影響だね。

 

Robo的解釈

摂取した抗生物質のうち、吸収されなかった分が糞として、吸収されたものが尿や分泌物として合計80%が環境に排泄させる。

http://www.seachoice.org/wp-content/uploads/2011/12/MBA_SeafoodWatch_FarmedSalmonSummary.pdf(シーフードウォッチ2014年)

 


80%も環境に排泄されるんだね。

 

うん、抗生物質に関しては全体の20%しか代謝されていないことが分かるよね。


 


じゃあ、80%削減したらいいんじゃ無いの?

 

そうすると確実に必要摂取が出来なくなるでしょ。


 


そうか〜。

 

環境に排泄されてどうなると思う?


 

サラ氏によれば、「海底から1~1.5メートルに有機堆積物(ヘドロ)が堆積しており、ウニや藻の生息地が 汚染されており、汚染物質を吸収した藻をウニが食べ、そのウニを日本人が食べている」のだという。

http://www.parc-jp.org/kenkyuu/2008/chile-salmon2006.pdf

 

むしろ、養殖鮭よりも天然のウニの方が危なんじゃ無いかって言う気がするでしょ?


 


たしかにそうだ!

 

養殖の鮭のことばかりで、天然物の他の海産物はほぼ議題にもなっていないからね。


 

他の国には存在する「海底の堆積物の処理を養殖 業者に義務づける法律」が、チリには存在しないことが問題である。このような法律が存 在するノルウェーやカナダでは、汚染物質を吸い上げて処理しているというが、その実施 には高度な技術が必要であるという。

http://www.parc-jp.org/kenkyuu/2008/chile-salmon2006.pdf

 

堆積するのは抗生物質だけじゃなくて殺虫剤もだからね。


 


殺虫剤はどんな与え方をするの?

 

それは ・・


 
続きを読む


 
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チリ産の鮭は『避けるべき』食品!地元の人は野生のサーモンを食べていた!?

 

 
 

今回は食の安全につての第1弾の話をするよ


 


いろんな食べ物が危険って言われているよね?

 

そうなんだ、今日は少し前に議論になった『鮭』について最近の動向も混ぜて話をするよ


 

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食べて良い説・いけない説

 

ことの発端は「チリで養殖された鮭はチリの人は食べないって日本人に教えてあげて」って書かれた記事だよ。


 


なんで食べたらダメなの?

 

一言で言うと有害だからってことだね!


 


天然鮭だといいの?

 

天然は大丈夫だけど、チリにはもともと鮭がいないから養殖しか輸入されていないんだよ。


 

しかもチリ政府の要請を受けたJICA(青年海外協力隊を派遣する組織)が養殖技術を根付かせたんだよ。


 


その鮭を食べちゃダメってなんだか皮肉だね。

 

そうだねー。

それからその記事を面白おかしくブロガーたちがこぞって記事にしたから混乱がおきたんだ。


 


混乱?

 

そう、元の記事にない情報を盛り込んだんだよ!


 

そしたら、そんなデマカセ言うなって、元水産商社マンでチリでサーモンの養殖加工指導をしていたサーモン中尾さん(当時はジョージ・ホルヘと名乗っていた)って人が否定したんだ。


 


じゃあ、両方とも迷惑だね。

 

だから、二人とも追記で記事を出してるんだよ!


 

結局、安全ではないと主張する菊池木乃実さんと安全だから心配しないでって主張するサーモン中尾さんって構図になってるよ。 (中尾さんは菊池さんに対しての反論と言うより、菊池さんのブログに反応したブロガーに反論しているよ)


 


決着はついたの?

 

さあ、結局は読者の主観に委ねられている形だけど、僕は菊池さんの主張は資料にも基づいて書かれていて、サーモン中尾さんの主張は個人だけの見解と言う無理があると思ってるんだ!


 


じゃあ食べない方がいいってこと?

 

少なくとも菊池さんの記事はそれなりのデータに基づいて書かれていて、そのデータでは全ての養殖サーモン(チリ、ノルウェー、スコットランド、カナダの4カ国)は推奨できない避けるべき食品って言う結論になっていることが事実ってこと!


 

菊池木乃実さん主張 “いけない理由” の2本柱

 


へー、それはどんなデータなの?

 

主に2つあるんだけど、アジア太平洋資料センター・水産資料研究会のレポートとモントレーベイ水族館が調査したレポートだね。


 

調査目的

アジア太平洋資料センター・水産資料研究会:

海洋汚染・低い飼料転換効率・抗生物質・殺虫剤等の使用・漁場を奪われる沿岸漁民・養殖場および加工工場の労働者の低賃金その他の労働条件の問題 など養殖産業の急速な拡大による、地元住民の生活や文化の変化 今回の調査の目的は、これらの問題が実際にどこでどの程度発生しているのか、なぜこのような問題が生じたのか、解決策が講じられているのか、講じられていないとしたらな ぜか、といった視点から実地調査を行うこと。

 
2007年に作成。

 

この調査では2週間に渡って企業、養殖場関連財団や関連出版社、関連協会、養殖場、ふ化工場、環境局、漁業局、組合、組合連合などから面接での聞き取りや情報収集、資料収集が行われているんだ。


 


この調査で食べない方がいい食品ってことになったの?

 

ここでは結局問題点が浮き彫りにされただけで、消費する日本人が問題の議論を深める必要があるって言ってるだけなんだ。


 


じゃあ問題はあるってことなんだ!

 

調査目的

モントレーベイ水族館(シーフードウォッチ):

 

重要な海洋の保護問題の意識を高めて、海の幸を取り扱う企業やそれを食べる人に選択の権利を与える事を目的

として2014年に作成。
 

シーフードウォッチは民間財団から資金援助を受けて生態学、水産学または養殖の専門科学を有する第三者によって収集した証拠を検討し報告

されたレポート
 

資金提供したのはヒューレットパッカードの創始者であるデイビッドパッカードが立ち上げた非営利団体を支援する財団
 
財団の目的は

子供達や家族やコミュニティの生活を向上させ、地球環境を再建して保護すること。

 
出典:http://www.seachoice.org/wp-content/uploads/2014/04/MBA_SeafoodWatch_FarmedChileSalmon_Report.pdf

 

このレポートでは問題を科学的に分析して、改善されつつあるけどそれでもまだ避けるべきと言う評価を下しているんだよ。


 

サーモン中尾さん個人の意見

 


サーモン中尾さんってどんな事を言っているの?

 

まず、水産庁の抜き打ち検査があって管理が日本以上に厳しいってことを言っているよ。


 

チリの養殖業は組織としての規模が大きく、養殖会社ごと専属魚医がチームを組んで死因の特定や症状の調査・記録を行ってます。日本の小規模養殖業者とは取り組みスタイルが全く違い、比べ物にならない程管理が徹底されています。

http://salmon-garage.com/entry/20180120/


じゃあ大丈夫なんじゃないの?

 

でもね、サーモン中尾さんのいた会社の事情しかわからないでしょ。


 

この業界では、企業間の吸収・合併を通じた垂直統合が進んでおり、輸出の主翼を担っ ているサケ・マス養殖・加工会社は、5 年前に 45 社だったが、現在は 30 社になっている。 2002 年の段階でも、上位 5 社の輸出額ベースのシェアは 41.2%に達しており、上位 10 社 で 63.6%、上位 15 社で 77%となっていた。
輸出シェア(輸出額)一位のマリン・ハーベスト社はノルウェー資本であり、二位のエン プレサ・アクア・チリ社)はチリ資本、三位のサルモネス・メインストリーム社13はノルウ ェー資本、四位のペスクエラ・カマンチャカ社と五位のサルモネス・ムルティエクスポル ト社はチリ資本、六位のサルモネス・アンタルティカ社は日本資本(日本水産)である。 サケ・マス養殖・加工産業に占める外資の比率は 36%である。

http://www.parc-jp.org/kenkyuu/2008/chile-salmon2006.pdf

 

このレポートが書かれた当時は30社もあって養殖場も2000カ所もあるんだよ。(註:サーモン中尾さんチリ在住時とのタイムラグはあると思うよ)


 


サーモン中尾さんの会社が全てじゃないってことだ!

 

自己申告制とチリ水産庁の体質

 

そして、会社から水産庁へのデータ提出の信頼性も低いって記されているよ!


 

主に現地での生産・加工および現地から の商品の輸入に関わっている一部の企業からの広報にほぼ限られており、こうした情報は 商品の安全性を保証する内容に偏っている

アジア太平洋資料センター

Robo100的解釈

提示されているデータの大部分は業界自体によって収集され、自己申告されていることも強調しなければなりません。
しかも環境に対する信頼性の高いデータが大きく欠落していると評価されている。

Seafood Watch

 


どちらの報告書も同じことを言ってるね!

 

しかも水産庁の体質も当てにならないんじゃないかな?


 

2016年初頭にはシャットネラ類の有害藻が増殖し、チロエ島周辺の生け簀にいたサーモンを汚染した。各養殖業者は為す術がなくなり、援助を求めた。「魚の死体の量が輸送能力を上回っている」とサンドヴァル・プレヒト氏は2016年3月3日に書いていた。水産庁は環境影響調査を少しも行うことなく、その翌日に「不可抗力のため、特別措置の適用」を許可した。3月11日から25日の間に、海軍が9,000トンの腐敗したサーモンをこの島の沖合に廃棄した。その際、2度目の有害藻の増殖が突然生じた。それはアレキサンドリウム・カテネラ類のもので、かつてない規模の赤潮を発生させてあらゆる魚介類を殲滅させた。どの海産物も消費に適さなくなった。この危機は実業家とチロエ島の漁師の間の対立をかき立てたが、その対立は2013年2月に作られた、漁業の80%を掌握する3社の巨大企業に集まる7つの家系を優遇する法律によって、すでに激化していた。

http://www.diplo.jp/articles18/1812-03saumon.html

 


勝手にルールを変えたんだね!

 

その通り!自分たちの都合のいいように法改正だって出来るからね!


 

実は野生化した鮭は半端ない!

 


他にはどんなことを言っているの?

 

地元の人はサーモンを食べないって言う主張に対して写真を掲載してチリの地元でもサーモンを売っているって主張しているんだ!


 


出典:http://salmon-garage.com/entry/20180120/

 


ホントだ。鮭が売られているね!

 
 

でも菊池さんは養殖のサーモンは食べないって主張をしていて野生の鮭についても触れて、しっかり分けて書いてあるのに、サーモン中尾さんは養殖と野生を分けないで書いているんだよね。


http://salmon-garage.com/entry/20180120/

 

あとは、養殖場から逃げ出して、野生になった鮭というのが、時々、魚屋さんで売られています。でも、それは、輸出できるほど、大量ではないので、地元で消費されています。

https://www.huffingtonpost.jp/konomi-kikuchi/salmon-from-chile_b_10162068.html

 


なるほど!野生化した鮭は地元で売られているんだ!

 

鮭が大量に市場に売られているけど、山積みになるほど取れるとは考えにくいって反論している記事もあるけど・・


 

マーケットにこれだけ山積みされるほど捕れるとは考えにくいことであり、「チリ産の鮭を地元の人が食べない」という認識が間違っていると言わざるを得ません。

http://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2016/05/chile-Salmon.html

 

これも良く調べないで主観で記事を書いているんだ。


 


そうなの?

 


出典:https://www.seafoodwatch.org/-/m/sfw/pdf/reports/s/mba_seafoodwatch_farmedchilesalmon_report.pdf

 

水産庁が把握しているだけで 2013年に145万尾(2013年に捕獲したのは16万尾)、一見少ないように見える2016年でも約8000尾(2016年の捕獲は1800尾)も逃げているんだよ!
このことは菊池さんも知らないで書いているね。


 


凄い数だね!

 

でしょ!これだけ大量の逃げた鮭が子供を産んでいるって考えると、野生化した鮭の数は計り知れないってこと!


 


管理が行き届いていないんだね!

 

つまり一見反論のようだけど、地元で売られているのは野生化した鮭の可能性は十分にあるってことだね!


 

サーモン中尾さんは安心して食べてって言ってるだけじゃなく、個人的なデータだけで “危険!はデマ”とまで言っているけど、シーフードウォッチの資料を読むと“デマ”は言い過ぎだね。


 


へ〜、なんて書いてあるの?

 

それは・・・!


 
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