形容詞の役割!限定用法と叙述用法の違い!

今回は形容詞の特徴について押さえていくよ!
補語になれる詞。形容詞は名詞を説明する働きがあるので主語や目的語になれない。
名詞を説明する方法は名詞のかたまりに溶け込む方法(限定用法)と形容詞自体が補語になる方法(叙述用法)がある。
名詞を説明しながら、動詞を補完する述語形容詞としても機能する。

順番に説明するよ!
Konan is a small detective.
(コナンは小さな探偵です。)
S + V + C
(小さな探偵と言う名詞のかたまりとして溶け込む)

ここでは、補語のかたまりに溶け込んでいるとも言えるよ!

名詞のかたまりに溶け込む方法をわざわざ難しく限定用法と言うんだ!

限定用法?

冠詞のところで説明した犬という名詞を例にするよ。
犬というもの(犬全般)=dogs
共通認識のない1匹犬の話をする時=a dog
共通認識のある1匹の犬なら=the dog
知人の飼っている1匹の犬なら=his dogなど

aやtheやhisは全体から1匹取り出す効果があるでしょ。

これは、限定する効果だよ!

だから限定詞と呼ぶんだけど、大きな犬、小さな犬と言っても犬全体から抜き出して限定する効果があるんだ!
大きい犬は怖い

これは、大きい犬に限って言えば怖いってこと!

つまり、名詞の前につく形容詞は名詞を限定する効果があるので、限定用法って呼んでいるわけ!

なるほど!

このように名詞のかたまりに溶け込めるって事は、主語のかたまり、目的語のかたまりにも溶け込めるということだよ!

今度は、さっきの文章を置き換えるよ!
Detective Konan is small.
(探偵コナンは小さいです。)
S + V + C

形容詞が補語になってる!

この時の形容詞の働きは、主語の説明をしていることは分かるよね。

うん。ここではS=Cの意味でもあるよね。

その通り!

このような主語の特徴について、文の後半で描写する方法を叙述用法と呼ぶんだ!

難しいね。

形容詞の特徴として、名詞の前に置く場合と、名詞の後ろに置く場合があるって説明だよ!

前に置くのが限定で、後ろに置くのが叙述だね。

そういうこと!

それから、後ろに置く形容詞は、主語だけではなく、同時に連結動詞のBe動詞を補っているとも言えるんだ。

is の後に形容詞がないと意味が成立しないってことだね。

そのとおり!
それはbe動詞と形容詞のセットで述語の部分を作っているという意味でもある。

これを述語形容詞と言って、連結動詞+形容詞の時に成り立つんだよ!

日本語で考えると、「コナンは小さい」で「小さい」が述語になっているからわかりやすいね。

そうだね、「is(です)」がなくても成立してるよね!
形容詞は名詞を説明する言葉
限定用法
名詞の前に形容詞を置くことだよ!
この場合、名詞のかたまりとして溶け込んでいるよ!
叙述用法
名詞の後に形容詞を置ことだよ!
この場合形容詞は補語だよ!
S+V+C(第2文型)のC(主語Sを説明)
S+V+O+C(第5文型)のC(第2の主語Oを説明)