アンセル・キーズ のコレステロール研究のウソと砂糖業界の罠

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今日はコレステロールと心臓病の話をするね!


 


前にしたコレステロールの話では細胞膜の材料だったよネ!?

 

実はそれだけじゃないんだよ!

 

コレステロールの3つの働き!

 

コレステロールの大きな働きは3つ!


 

コレステロールの役割とは!

コレステロールは無くてはいけないもの!
①細胞を作る材料
②ステロイドホルモンやヴァイタミンD(vitamnD)の材料(前駆体)
③脂質や脂溶性ヴァイタミンの吸収促進

 


①は前回聞いたけど、②や③は初めてダ!

 

まずホルモンはステロイドホルモンと言って、男性ホルモン(テストステロン)や女性ホルモン(エストロジェン)もコレステロールから作られるし、炎症を抑えるようなコルチゾールなんて言うステロイドホルモンもコレステロールから作られるんだよ!


 


コレステロールがないと男性らしさや女性らしさができないんだネ!

 

その通り!
 

役割を見てわかるかもしれないけどコレステロールは肝臓を始め腸管、生殖器(精巣・卵巣・胎盤)や副腎皮質などに存在しているんだ!


 

お薬でも炎症を抑えるステロイド剤と言うのがあるんだけど、副腎皮質ホルモンの一種を合成したもの、元を辿ればコレステロールなんだ!


 


ヴァイタミンDも作るんだよネ!

 

そうなんだ、ただしみんながヴァイタミンDと呼んでいるものも本当はヴァイタミンじゃなくてステロイドホルモンの1つなんだよ!


 


え〜!じゃあなんでヴァイタミンってついているの?

 

間違えてヴァイタミンって名付けられたんだけど、未だに訂正されていないだけなんだよ!
 
だからステロイドホルモンとヴァイタミンDの材料って書いたけど、まとめてステロイドホルモンの材料ってことだね!


 


紛らわしいナ!

 

コレステロールの分子構造にはステロイド核と呼ばれるものがあってステロイド核にくっつく分子によって男性ホルモンや女性ホルモンなどのステロイドホルモンに変身するんだけど、ヴァイタミンDもステロイド核を持つステロイドホルモンなんだ!


 


日光を浴びて作られるヴァイタミンDはステロイドホルモンなんだ〜。

 

それから腸管から分泌される胆汁にはコレステロールから作られた界面活性剤の胆汁酸が含まれていて食物に含まれる脂肪を取り囲んで消化を助ける働きがあるんだよ!


 


その大事なコレステロールを運んでいるのがHDLとLDLなんだネ!

 

その通り!

 

前回肝臓から全身へ送られるLDLと全身から肝臓に戻ってくるHDLがあるって前に話したよね!


 


うん、それも覚えてるよ!

 

各細胞で合成に必要な脂質をLDLが肝臓から運び出して、細胞で使われなくなった脂質をHDLが回収してながら肝臓に戻る、そして肝臓でリサイクルされる、この一連の流れを説明するものなんだけど、


 

実はここもおかしな説明になっていて、実際には一方方向でどちらかが流れているわけではないんだ!


 


どういうこと?

 

血液の流れは一方方向だからコレステロールの運搬と回収を別々の血管でしてしまうと、運搬系の血管のコレステロールが回収出来なくなってしまう!


 


なるほど!回収系の血管のコレステロールしか回収できないね!

 

だから実際の血管内にはLDLもHDLも存在しているってこと!

 

その証拠は静脈採血でLDLもHDLも採取できることからも確認できるよ!


 


なるほど!

 

コレステロールの摂取が冠動脈を詰まらせるはウソ?

 

コレステロールと飽和脂肪酸(脂肪酸の1つと心臓疾患の相関関係をデータを1番初めに出したアンセル・キーズ博士の話がデタラメだったと言う噂について触れておくね!


 


デタラメ?

 

そもそもの話は1950年代から1960年代にさかのぼるよ!


 


70年くらい前だネ!

 

戦後の話だね。
 
最初に脂肪摂取(コレステロールと飽和脂肪酸)と心疾患の関連性を指摘した生理学者アンセル・キーズ博士は7カ国を対象に脂肪の摂取量の多い国ほど、心臓病で無くなる人が多いと言う論文を発表したんだ。


 

そして同時期に砂糖の摂取と心疾患との関連性を指摘したのが、生理学者で栄養学者のジョン・ユドキン博士 と言う人だよ。


 


2つの研究結果があったわけダ!

 


ところがジョン・ユドキン博士が発表した砂糖と心疾患の関連はいつのまにか歴史から消えてしまったんだ!


 


それは、脂質と心疾患の関係性が説得力があったからじゃないの?

 

それなら誰も文句は言わないんだけど、実は政界も動かすほど大きな力が働いた可能性が指摘されているんだよ!


 


どう言うこと?

 

実は1954年に甘味資源作物の生産者団体や製糖メーカーなどが設立した「砂糖研究財団」の会長が『砂糖業界の市場拡大のチャンスになるよう「低脂肪ダイエット」を採り入れていこう!』こんなことを言い出したんだって!

 

市場拡大の4つのポイント!

(1)一流の栄養士らが、高脂肪の摂取によってコレステロールの形成が促進される化学的因果関係を指摘している。これをさらに強調し、コレステロールが多量に形成されると動脈や毛細血管を塞いで血流が悪くなり、高血圧や心臓病を引き起こすと喧伝する。
 

(2)中年男性が低脂肪ダイエットを実行すれば、たった5日で血液中のコレステロールが正常値に戻ると喧伝する。

 

(3)米国人の食生活では、脂質から摂取するカロリーが40%だと言われている。しかし、かつてはこの半分の20%は、炭水化物から摂取していたのだから、この20%を取り戻すべく炭水化物食品にかかわる業界は努力すべき。これを実現でき、なおかつ砂糖が炭水化物市場での現在のシェアを維持できれば、1人当たりの砂糖消費量が3割増える計算になる。そして、そうすれば健康が著しく改善するのだと喧伝する。

 

(4)砂糖業界として、生化学の知識がない一般の人に、「砂糖は人間の生命を保ち、日々直面する問題への活力になる」というイメージを喧伝するために、年間60万ドル(2016年の貨幣価値では530万ドル)費やす。

出典:HAFFPOST

 


心疾患の問題があるのに?

 

そう、それからハーバード大学の研究者に現在の貨幣価値で5万ドル支払って砂糖業界の有利な結果になるように情報操作するよう依頼をしたんだって!


 


それで砂糖が心臓に良くないことを隠したの?

 

そう、脂肪が心臓に良くないって言うアンセル・キーズ博士の論文だけが残ってしまったんだよ!

 

この事実は2016年9月12に『米国医師会雑誌』(JAMA Internal Medicine)に発表された調査論文によって初めて明らかになったんだよ!


 


でも、脂質の摂取が良くないことは確かなんだよネ?

 

これが実は昔から疑う人が多いんだけど、アンセル・キーズ博士は22ヶ国を対象に調査しているにも関わらず、日本をはじめとする7か国をピックアップして相関関係図を作成しているんだよ!


 


本当は22カ国あるのに?!

 

そう、つまりアンセル・キーズ博士が恣意的に科学的根拠を作り上げたって指摘されているんだよ!


 

アンセル・キーズ博士の3つの擁護論!

 


本当に都合の良いものだけに絞ったのかな?

 

そこなんだよね!

 

実はアンセル・キーズ博士の論文を擁護している人もいるんだ!


 

擁護する3つの柱

①データには有意差がある。
②後ろ盾や予算の得られなくなった国を対象から外した。
③ナチス支配の影響ある国を対象から外した。

 


有意差?

 

『有意差がある』の意味は『偶然では考えられないデータが得られている』ってことだよ!

 

結果と仮説の差が大きいってことを言うんだよ。


 


それは7つの国はって事でだネ?

 

そうだね、だから有意差についての反論は有意差のある国だけ選んだのではないかって見ることも可能だし、仮説の甘さについて検証の余地があるってことだね!


 


協力って必要なの?

 

このような大規模な調査を1人では出来ないからね!

 

実際にどのくらいの予算がかかるのかは記述がないけど、22カ国それぞれの国で資金や研究調査する組織を研究者に提供したみたいだよ!


 


一人で22カ国はたしかに無理があるネ!

 

だから巨大な国際学術チームを組織して、組織や政府間の協力の元で長期間動いていたのは間違いなさそうだよ!


 


何かの理由で協力が無くなるってことはあり得るネ!

 

ナチスの支配下にあった1950年代の初期の研究対象国は食糧不足や配給に寄って健康状態に異なる影響を及ぼす影響があったために対象から外したって言ってるんだけど殆どの参加国は1950年後半に加わっているから該当するのは西ドイツだけのようだね!


 


じゃあ1番の問題はお金ってことだネ!

 

色々擁護論はあるんだけど、結局除外した理由をその都度説明していないからアンセル・キーズ博士の情報操作かどうかは証明しようがないんだよね!


 

病理学が証明していること!

 

こんな状況でも世間ではコレステロールの摂取が心臓の病気につながるって言われているのは病理学的な証明と流体力学的な説明があるからなんだ!


 


どう言うこと?

 

コレステロールと心臓病との関係というのは要するに血管を詰まらせることから始まっているんだ!


 


血管が詰まるのがよくないんだね!

 
 

コレステロールの運搬と回収のバランスはアミノ酸プールのように一定ではなくて特に食後は血液(血清)が濁るくらい血管内を流れているんだ!


 


それがが血管で詰まるの?

 

そう血管内にアテロームプラークという塊ができることで血管が硬く、また狭くなって血栓と言う血液の塊ができるんだ!


 

このアテロームプラークはコレステロールや免疫細胞の死骸などが固まったものだったって病理学的に証明されてるんだよ!


 


へ〜、コレステロールで血管が硬くなるんだネ!

 

心臓から全身に流れる血管が硬くなる事を動脈硬化と呼ぶんだけど、不思議な事に全身から心臓に戻る静脈硬化って言うのはないんだ!


 


なんでかな?

 

これは心臓から送りだされる動脈の血圧が高くて、心臓に戻っていく血圧が低い事と関係があるからなんだ。


 

つまり、コレステロールが多すぎると超微粒のコレステロールが血管の細胞と細胞の隙間に入り込んで動脈の圧力に押されてどんどん細胞の中に押しやられてしまうって言う流体力学的な理由で説明がされているんだよ!


 


なるほど、血圧の低い血管では起きない現象だネ!

 

だから、アンセル・キーズ博士の大規模調査の結果はある意味で正しかったと言えるんじゃないかな!


 


脂質の多い食べ物は心臓病で死んでしまうってとこだろだネ!

 

もっともコレステロールだけの問題だけじゃなくて、高血圧を含めた血管にかかるいろんなストレスも見逃せないけどね!


 

 


 
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