チリ産の鮭は『避けるべき』食品!地元の人は野生のサーモンを食べていた!?

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今回は食の安全につての第1弾の話をするよ


 


いろんな食べ物が危険って言われているよね?

 

そうなんだ、今日は少し前に議論になった『鮭』について最近の動向も混ぜて話をするよ


 

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食べて良い説・いけない説

 

ことの発端は「チリで養殖された鮭はチリの人は食べないって日本人に教えてあげて」って書かれた記事だよ。


 


なんで食べたらダメなの?

 

一言で言うと有害だからってことだね!


 


天然鮭だといいの?

 

天然は大丈夫だけど、チリにはもともと鮭がいないから養殖しか輸入されていないんだよ。


 

しかもチリ政府の要請を受けたJICA(青年海外協力隊を派遣する組織)が養殖技術を根付かせたんだよ。


 


その鮭を食べちゃダメってなんだか皮肉だね。

 

そうだねー。

それからその記事を面白おかしくブロガーたちがこぞって記事にしたから混乱がおきたんだ。


 


混乱?

 

そう、元の記事にない情報を盛り込んだんだよ!


 

そしたら、そんなデマカセ言うなって、元水産商社マンでチリでサーモンの養殖加工指導をしていたサーモン中尾さん(当時はジョージ・ホルヘと名乗っていた)って人が否定したんだ。


 


じゃあ、両方とも迷惑だね。

 

だから、二人とも追記で記事を出してるんだよ!


 

結局、安全ではないと主張する菊池木乃実さんと安全だから心配しないでって主張するサーモン中尾さんって構図になってるよ。 (中尾さんは菊池さんに対しての反論と言うより、菊池さんのブログに反応したブロガーに反論しているよ)


 


決着はついたの?

 

さあ、結局は読者の主観に委ねられている形だけど、僕は菊池さんの主張は資料にも基づいて書かれていて、サーモン中尾さんの主張は個人だけの見解と言う無理があると思ってるんだ!


 


じゃあ食べない方がいいってこと?

 

少なくとも菊池さんの記事はそれなりのデータに基づいて書かれていて、そのデータでは全ての養殖サーモン(チリ、ノルウェー、スコットランド、カナダの4カ国)は推奨できない避けるべき食品って言う結論になっていることが事実ってこと!


 

菊池木乃実さん主張 “いけない理由” の2本柱

 


へー、それはどんなデータなの?

 

主に2つあるんだけど、アジア太平洋資料センター・水産資料研究会のレポートとモントレーベイ水族館が調査したレポートだね。


 

調査目的

アジア太平洋資料センター・水産資料研究会:

海洋汚染・低い飼料転換効率・抗生物質・殺虫剤等の使用・漁場を奪われる沿岸漁民・養殖場および加工工場の労働者の低賃金その他の労働条件の問題 など養殖産業の急速な拡大による、地元住民の生活や文化の変化 今回の調査の目的は、これらの問題が実際にどこでどの程度発生しているのか、なぜこのような問題が生じたのか、解決策が講じられているのか、講じられていないとしたらな ぜか、といった視点から実地調査を行うこと。

 
2007年に作成。

 

この調査では2週間に渡って企業、養殖場関連財団や関連出版社、関連協会、養殖場、ふ化工場、環境局、漁業局、組合、組合連合などから面接での聞き取りや情報収集、資料収集が行われているんだ。


 


この調査で食べない方がいい食品ってことになったの?

 

ここでは結局問題点が浮き彫りにされただけで、消費する日本人が問題の議論を深める必要があるって言ってるだけなんだ。


 


じゃあ問題はあるってことなんだ!

 

調査目的

モントレーベイ水族館(シーフードウォッチ):

 

重要な海洋の保護問題の意識を高めて、海の幸を取り扱う企業やそれを食べる人に選択の権利を与える事を目的

として2014年に作成。
 

シーフードウォッチは民間財団から資金援助を受けて生態学、水産学または養殖の専門科学を有する第三者によって収集した証拠を検討し報告

されたレポート
 

資金提供したのはヒューレットパッカードの創始者であるデイビッドパッカードが立ち上げた非営利団体を支援する財団
 
財団の目的は

子供達や家族やコミュニティの生活を向上させ、地球環境を再建して保護すること。

 
出典:http://www.seachoice.org/wp-content/uploads/2014/04/MBA_SeafoodWatch_FarmedChileSalmon_Report.pdf

 

このレポートでは問題を科学的に分析して、改善されつつあるけどそれでもまだ避けるべきと言う評価を下しているんだよ。


 

サーモン中尾さん個人の意見

 


サーモン中尾さんってどんな事を言っているの?

 

まず、水産庁の抜き打ち検査があって管理が日本以上に厳しいってことを言っているよ。


 

チリの養殖業は組織としての規模が大きく、養殖会社ごと専属魚医がチームを組んで死因の特定や症状の調査・記録を行ってます。日本の小規模養殖業者とは取り組みスタイルが全く違い、比べ物にならない程管理が徹底されています。

http://salmon-garage.com/entry/20180120/


じゃあ大丈夫なんじゃないの?

 

でもね、サーモン中尾さんのいた会社の事情しかわからないでしょ。


 

この業界では、企業間の吸収・合併を通じた垂直統合が進んでおり、輸出の主翼を担っ ているサケ・マス養殖・加工会社は、5 年前に 45 社だったが、現在は 30 社になっている。 2002 年の段階でも、上位 5 社の輸出額ベースのシェアは 41.2%に達しており、上位 10 社 で 63.6%、上位 15 社で 77%となっていた。
輸出シェア(輸出額)一位のマリン・ハーベスト社はノルウェー資本であり、二位のエン プレサ・アクア・チリ社)はチリ資本、三位のサルモネス・メインストリーム社13はノルウ ェー資本、四位のペスクエラ・カマンチャカ社と五位のサルモネス・ムルティエクスポル ト社はチリ資本、六位のサルモネス・アンタルティカ社は日本資本(日本水産)である。 サケ・マス養殖・加工産業に占める外資の比率は 36%である。

http://www.parc-jp.org/kenkyuu/2008/chile-salmon2006.pdf

 

このレポートが書かれた当時は30社もあって養殖場も2000カ所もあるんだよ。(註:サーモン中尾さんチリ在住時とのタイムラグはあると思うよ)


 


サーモン中尾さんの会社が全てじゃないってことだ!

 

自己申告制とチリ水産庁の体質

 

そして、会社から水産庁へのデータ提出の信頼性も低いって記されているよ!


 

主に現地での生産・加工および現地から の商品の輸入に関わっている一部の企業からの広報にほぼ限られており、こうした情報は 商品の安全性を保証する内容に偏っている

アジア太平洋資料センター

Robo100的解釈

提示されているデータの大部分は業界自体によって収集され、自己申告されていることも強調しなければなりません。
しかも環境に対する信頼性の高いデータが大きく欠落していると評価されている。

Seafood Watch

 


どちらの報告書も同じことを言ってるね!

 

しかも水産庁の体質も当てにならないんじゃないかな?


 

2016年初頭にはシャットネラ類の有害藻が増殖し、チロエ島周辺の生け簀にいたサーモンを汚染した。各養殖業者は為す術がなくなり、援助を求めた。「魚の死体の量が輸送能力を上回っている」とサンドヴァル・プレヒト氏は2016年3月3日に書いていた。水産庁は環境影響調査を少しも行うことなく、その翌日に「不可抗力のため、特別措置の適用」を許可した。3月11日から25日の間に、海軍が9,000トンの腐敗したサーモンをこの島の沖合に廃棄した。その際、2度目の有害藻の増殖が突然生じた。それはアレキサンドリウム・カテネラ類のもので、かつてない規模の赤潮を発生させてあらゆる魚介類を殲滅させた。どの海産物も消費に適さなくなった。この危機は実業家とチロエ島の漁師の間の対立をかき立てたが、その対立は2013年2月に作られた、漁業の80%を掌握する3社の巨大企業に集まる7つの家系を優遇する法律によって、すでに激化していた。

http://www.diplo.jp/articles18/1812-03saumon.html

 


勝手にルールを変えたんだね!

 

その通り!自分たちの都合のいいように法改正だって出来るからね!


 

実は野生化した鮭は半端ない!

 


他にはどんなことを言っているの?

 

地元の人はサーモンを食べないって言う主張に対して写真を掲載してチリの地元でもサーモンを売っているって主張しているんだ!


 


出典:http://salmon-garage.com/entry/20180120/

 


ホントだ。鮭が売られているね!

 
 

でも菊池さんは養殖のサーモンは食べないって主張をしていて野生の鮭についても触れて、しっかり分けて書いてあるのに、サーモン中尾さんは養殖と野生を分けないで書いているんだよね。


http://salmon-garage.com/entry/20180120/

 

あとは、養殖場から逃げ出して、野生になった鮭というのが、時々、魚屋さんで売られています。でも、それは、輸出できるほど、大量ではないので、地元で消費されています。

https://www.huffingtonpost.jp/konomi-kikuchi/salmon-from-chile_b_10162068.html

 


なるほど!野生化した鮭は地元で売られているんだ!

 

鮭が大量に市場に売られているけど、山積みになるほど取れるとは考えにくいって反論している記事もあるけど・・


 

マーケットにこれだけ山積みされるほど捕れるとは考えにくいことであり、「チリ産の鮭を地元の人が食べない」という認識が間違っていると言わざるを得ません。

http://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2016/05/chile-Salmon.html

 

これも良く調べないで主観で記事を書いているんだ。


 


そうなの?

 


出典:https://www.seafoodwatch.org/-/m/sfw/pdf/reports/s/mba_seafoodwatch_farmedchilesalmon_report.pdf

 

水産庁が把握しているだけで 2013年に145万尾(2013年に捕獲したのは16万尾)、一見少ないように見える2016年でも約8000尾(2016年の捕獲は1800尾)も逃げているんだよ!
このことは菊池さんも知らないで書いているね。


 


凄い数だね!

 

でしょ!これだけ大量の逃げた鮭が子供を産んでいるって考えると、野生化した鮭の数は計り知れないってこと!


 


管理が行き届いていないんだね!

 

つまり一見反論のようだけど、地元で売られているのは野生化した鮭の可能性は十分にあるってことだね!


 

サーモン中尾さんは安心して食べてって言ってるだけじゃなく、個人的なデータだけで “危険!はデマ”とまで言っているけど、シーフードウォッチの資料を読むと“デマ”は言い過ぎだね。


 


へ〜、なんて書いてあるの?

 

それは・・・!


 
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