・人称代名詞の「格」の意味が5分で分かるよ!
・人称の「格」変化のまとめ
人称代名詞の「格」の意味

前回は人称という考えを説明したよ!

登場する人に順番を付けているんだよね!

今回は登場の仕方によって人物の形が変わるという話をするよ!

ここに登場人物が2人いるでしょ。

僕と彼女!

でも「僕」と「彼女」では登場の仕方が違うの分かるかな?

なんとなく違うのは分かるけど、何が違うんだろう?

「僕」は主語として登場をしているけど、「彼女」はそうじゃない。

うん、確かにそうだ!

「彼女」は愛される対象として登場しているよ!

つまり、「彼」と「彼女」では登場のケースが異なるということになる。

ここで、「彼」は主語、「彼女」は目的語(目的語は文型で話すよ)として登場している!

そのケースの何が大事なの?

「彼女は」のケースと「彼女を」のケースでは形が違うでしょ?

「は」と「を」の違いがあるね。

つまり英語でも登場のケースによって形を変える必要があるんだ。

「彼女は」なら主格、「彼女を」なら目的格、「彼女の」なら所有格と言うように格(case)によって単語の形が変化するんだよ!

そういうことか!

これは「彼女」に限らず、登場人物(人称)ごとに使い分ける必要があるんだ!

それをまとめるね!
人称の「格」変化の一覧とまとめ
主格→所有格→目的格への変化
1人称単数
僕は/僕が(I)、僕の(My)、僕を/僕に(Me)
2人称単数
あなたは/が(you)、あなたの(your)、あなたを/に(you)
3人称単数
彼は/が(he)、 彼の(his)、彼を/に(him)
彼女は/が(she)、彼女の(her)、彼女を/に(her)
それは/が(it)、その(its)、それをに(it)
1人称複数
僕らは/が(we)、僕らの(our)、僕らを/に(us)
2人称複数
あなた方は/が(you)、あなた方の(your)、あなた方を/に(you)
3人称複数
彼らは/が、彼らの、彼らを/に
彼女らは/が、彼女らの、彼女らを/に
それらは/が、それらの、それらを/に
3人称複数はすべてthey、their、them

たくさんあるね。