
前回は英語には順番と形と音が大切と言う話をしたけど、今回はどのような順番で話すのか説明するよ!

文の型は5つしかないから簡単だよ!

今回は2つの文型を説明するよ!
第1文型とは!

もし言葉の伝わらない相手に何か伝えたいことがある場合、どうすれば伝わるかな?

翻訳機があれば伝わるよ!

じゃあ、翻訳機がない場合は?

ジェスチャー!

そうだね、意思の疎通は言葉が生まれる前から可能だったと仮定すると、身振り手振りでなんとか伝えようとしたと考えられるよね。

と言いたい場合どんなジェスチャーで伝える?

自分を指差して、「僕」、その後で、歩く動作を見せて「歩く」ってやれば伝わるんじゃないかな?

そうだね、相手にはきっと「この人は歩くと言いたいのだな」って分かってもらえそうだね。
今のジェスチャー「私、歩く」が第1文型だよ。

えっ!

「歩く」だけでは登場人物が2人いるから伝わらない可能性があるでしょ。

「僕」と「伝えたい相手」の2人いるからだね。

うん。つまり、いちばん大事なのは主人公(人称)が誰なのかを伝える必要があるんだ。

そっかー。

だから、5つの文の形はどれも主語を1番にもって来るんだよ!
そして、次に述語を持ってくる、これが基本的な形なんだ!

「歩く」って言う動作を持ってくるんだね。

英語は主語の後に動詞を持ってくると言われるんだけど、厳密には主語と述語は「文の成分」動詞は「品詞」だから、主語の後に述語動詞を置くと言うのが正しい!

とは言っても世界共通で「主語+動詞」って教えているから、僕も便宜上「動詞」と言うよ!

第1の型は「主語+動詞」だね!
第2文型とは!S=Cの確認方法!

じゃあ次に行くよ。
今度は「(捕ってきた)この魚は大きい」と言いたい場合はどうする?

何についての話なのかを言う必要があるから、まずは「この魚」を伝えるために魚を指でさすかな。

そうだね、まずは「この魚」が主語になるね。

今度は体全部で動作をして、「大きさ」を表現すれば伝わりそうだね。

うん。「この魚、大きい」が伝わる。

これが第2文型だよ!

でも、主語の後に動詞がないよね。

良いところに気がついたね!「大きい」は述語ではあるけど、動詞ではないよね。
そこで、誕生したと考えられるのが連結動詞と言われる状態を表す動詞を入れることなんだ。

ここではbe動詞と呼ばれる動詞を置くんだよ

Be動詞?

英語の先祖を辿ると「存在する」「立っている」などの状態を意味していた動詞を「この魚」と「大きい」の間に入れて繋いだんだよ!

その結果「This fish is big(主語+be動詞+補語)」と言う形ができあがったんだ。
「存在する」は述語だけど、日本語では不自然だから「です」に当たると解釈をするんだよ。

なるほど、「大きい」は補語で、「魚は存在する。魚は大きい。」と考えれば良いね!

そう!主語を補っている単語とそれをつなぐ連結動詞があるのが第2文型の特徴だよ!

この連結動詞にはbe動詞の他に「なる」を意味するbecomeがあるよ!
:人や物とそれらの性質をつなげる状態を表す動詞のこと。
「~になる」を意味するbecome、get、turn
「~に見える」を意味するlook、seem、appear
「味がする、匂いがするなどの感覚」smell、taste、sound、feel
(出典)
補語は主語を補う役目があるから、主語=補語(S=C)と言われているんだ。

S=Cの関係が成り立つかどうかは、どこで判断するの?

良い質問だね!動詞をBe動詞に置き換えた時に意味が成立している時にS=Cと言うよ!
S=Cの確認方法!
Konan became a detective.
(コナンは探偵になった。)
be動詞に置き換えてみる
Konanisa detective.
( コナンは探偵です。)
意味が通じるからS=C

なるほど、be動詞(です)に置き換えても意味が通じるね。

うん、逆に言えば、be動詞に置き換えて意味が通じれば第2文型って分かるよ!
「この魚、大きい(です)」は「S+V+C」で第2文型だよ!
第1文型と第2文型のまとめ
第1文型
「私、歩く」はS+V
第2文型
「この魚、存在する、大きい」はS+V+C
第2文型はS=Cの関係のこと!
どんな動詞でもBe動詞に変えてみて意味が通じる文になればS=Cだよ!