『〜の方』使い方!知られざるコアイメージ!

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『〜の方』は敬語ではない!

 

バイト敬語って知ってる?


 


バイト敬語?

 

一説では社会の事を充分に知らない高校生や大学生がアルバイトをする時に使って広めたのではないか、と疑いのある敬語の事だよ!


 


例えばどんなのがあるの?

 

『〜の方』が典型的だけど、そもそも敬語として使っていると決めつけて論じているから本来の使い方が見えなくなっているんだ。


 

『〜の方』用例

①『おタバコの方はお吸いになりますか?』
 
②『ビールの方をお持ちしました。』
 
③『お会計の方が2500円になります。』
 
④『お先に大きい方6000円と・・残り356円のお返しになります。』

 


へ〜、アルバイトが良かれと思って使いだしたんだ。

 

そう、敬語を使いたいけど使い方を知らない子たちが使ったことがきっかけではないかって言われいるんだ!


 


でも実は敬語じゃなかったってことなんだネ!

 

うん、敬語の意味は全く無くて、方向や方角、方位が元々の使い方だよ!

 

『〜の方』のコアイメージは矢印!

 

 

本来の意味

1、方向。方角。方位。
 
「西の方」「駅の方へ歩く」「声のする方を見る」「九州の方に行く」

 

出典:goo国語辞書

 

方向、方角、方位から『〜の方』の核イメージは『矢印を作ること』だよ!


 


矢印??

 

方向には『矢印』のイメージがある

「西の方」:ある地点から西に向かう矢印ができる。
 
「駅の方へ歩く」:ある地点から駅に向かう矢印ができる。
 
「声のする方を見る」:ある地点から声の主までの矢印ができる。
 
「九州の方に行く」:ある地点から九州までの矢印ができる。

 

つまり、『駅の方』といえば、駅そのものをイメージするんじゃなくて、駅に向かう矢印のようなものも同時にイメージしているってこと(学校や消防署までの矢印は無くなる)!


 

そしてこのイメージが派生すると次のような日本語が生まれるよ!


 

方向から矢印が生まれる

2、二つ以上あるもののうちの一つをとりあげてさす語。
 
「黒い方が好きだ」「もっと味を濃くした方がいい」「こちらの方が悪かった」
 
3、どちらかといえばこちらだという部類。「性質は臆病な方だ」

出典:goo国語辞書

 

本来は『黒が好き』でもいいわけだけど『黒の方が』っていうと赤でも青でもなく『黒に向かう矢印』が出来る(赤と青への矢印は無くなる)ってこと。
 
『性質は臆病な方だ』も『性質は臆病だ』でも充分だけど、『臆病』と『臆病ではない』の2つに矢印を作って『臆病』までの矢印を残すと『臆病な方』に矢印が向かっているでしょ!


 


うん、分かってきた!

 

方向・方角は漠然で曖昧!

 

さらに派生した矢印

4、部門・分野を漠然と指す語。その方面。また、指し示すものをあいまいにするために使う語。
 
「将来音楽の方へ進みたい」「その方では有名な人だ」「父は防衛省の方に勤めています」「近ごろおうちの方はいかがですか」「薬の効果の方はいかがなものでしょう」

出典:goo国語辞書

 

曖昧に出来る理由

『音楽の方』:医者でも弁護士でもない音楽への矢印をイメージするが、音楽のジャンルまでは矢印がないので漠然で曖昧さが生まれる。
 
『防衛省の方』:防衛省まで矢印は出来たが、その先の何局等の矢印がないので曖昧
 
『おうちの方』:おうちまで矢印は出来たが、おうちの何に関することか矢印がないので曖昧
 
『薬の効果の方』:薬以外の効果ではないことまで分かるが、どの症状に対してかは分からないので曖昧

 

つまり、矢印を途中までしか置かないから曖昧さを作れる言葉になれるってことだね!

 

実は1の例でも漠然とした曖昧な表現だと分かるよ!


 
 

方向・方角は漠然で曖昧


「駅の方へ歩く」:駅の建物の西側か東側かわからない。
 
「九州の方に行く」:長崎なのか大分なのかわからない。

 


確かに矢印ができるけど特定までされないと曖昧だネ!

 

そう、実は方向や方角というのがそもそも漠然で曖昧な概念でもあるんだ!


 


かなり理解できたゾ!

 

使える『〜の方』と使えない『〜の方』

 

曖昧さがあることで『〜の方』が派生したバイト敬語のことを出典先の同辞書では次のように言っているよ!


 

バイト敬語の説明

[補説]2(*注:この記事では4)から派生して、表現をあいまいにするためやぼかすために付ける、意味のない語としても用いる。「お料理のほうをお持ちしました」「お荷物のほう、お預かりします」
1990年代半ばくらいから若者の間にはやりだした。


 

出典:goo国語辞書

 

曖昧な表現として使うようになったのは当然の流れだったのかもしれないよね。


 


曖昧さが派生してぼやかす為にも使われてるんだネ!

 

ここまで話を聞いてみて、最初に紹介したいわゆるバイト敬語の使い方として正しいものとそうでないものがあるのは気がついた?


 


分かった!②と④は正しいね!

 

ピンポン!


 

問題なのは敬語として使っていることだけど、『〜の方』の意味として適切なのは②と④で不適切なのは①と③だね!


 

①と③は不適切!

①『おタバコの方はお吸いになりますか?』
 
吸うものはタバコしかないので矢印はいらない!(『マリファナを吸う』や『花の蜜を吸う』もあるけど、その前提で矢印が『タバコを吸う』にあるとしたら、かなり失礼!)
 
③『お会計の方が2500円になります。』
 
2500円はお会計しかないので矢印はいらない!(*2500円になりますは適切!『全部で』や『合計』を付け加えるとより親切。ダメと言う風潮があるが、そもそもレジ打ちしている人間にとっては『いくらといくらといくらで合計が2500円になった』と言う感覚でしかなく、この場合の『なる』は正しく、前半の省略形と考えられるため、ダメとは言えない)

 

②と④は適切!

②『ビールの方をお持ちしました。』
 
ほかの飲料や料理ではなくビールに対する矢印だと分かるから問題ない。
 
④『お先に大きい方6000と・・残り365円のお返しになります。』
 
金額の小さい365円ではなく大きい6000円に矢印を向けているから問題ない!(*お返しになりますは不適切!)

 

『〜の方』は付けられる単語と付けられない単語があるから、無理に使う必要はないけど、使うんだったら気をつけて使うんだよ!


 


はーい!!

 

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